題名:垂壁のかなたで報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 意識がもうろうとする中、頭の中でパトカーのサイレンの音が響いているかのようだった(この物語)。やはりいくら慣れている大山とはいえ、こんな季節の、よりによって悪天候の時に、登るものではなかったかもしれない。それは、命が奪われる危険をはらんでいたことを意味する。愛の頂きを探す登攀とはいえ、反省していた。しかし、時すでに遅し。どんどんと体から体温が奪われているのを感じた。(読者さま:あれっ、まったくストーリーにつ…
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